2015/04/30

レインパンツ、いる?いらない?

イギリスのOMMレースに出場するようになってから低体温症のリスクというものを真剣に考えるようになった。ずぶ濡れになると何もできなくなるし危険。実際に2回出場した中で身近にその恐怖を感じた。


以前からレインパンツは持っていくか否かという話題は軽量化を好むハイカーでは盛んに行われていた記憶があるが
行く山域、日程、自分がやりたい山行スタイルを考えt最低限の安全ラインは守るべきだと僕は思う。
軽量化を進めるには順番があって雨具を削るには経験値が必要で、OMMというレースは別に非日常でもなんでもなく夏場のアルプス山行ではそれ以上に過酷なシチュエーションも大いにあるわけです。


moonlightgear インスタグラムページより
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今年も入荷してきましたOMMの通称”履きっぱなし防水ジャージ”
雨風のプロテクションを強めた30Dの生地に加えジャージのようにグーンと伸びるストレッチ性能は天候が変わりやすく乱暴な山岳地帯の雨具として最高の仕事をしてくれます。
雨でも夏場ならハーフパンツのままでOKと思ってる人、たまにいますよね。
それは多めにみても森林限界より下まで。ずっと動き回っていられる体力があるうちだけの言動です。
体が冷えて足が攣りまくったり、ブルブルになって唇が紫になった経験ありますか?
僕はあります。笑 とっても怖いし二度とあんな風になりたくない。
日帰り以上の山行なら雨具選びは慎重に。
でもせっかくなら履いて楽しいパンツを、、ってことでOMMのカムレイカパンツ今年もおすすめです。
意外にも自転車乗りにも着用者が増えてきたと
名古屋のサークルズさんからもタレコミあり。なるほどその用途もよさそう!
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and wander/ e-vent long gaiter 
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でも格好いいレインパンツの選択肢が少ないっていうのも実際事実。
じゃあこんなスタイルは?ってことでゲイターを長くしちゃったこのモデルです。
店をはじめた5年前は床なしシェルターがこんなに定着するとは考えられなかったんですがSixmoonやLocusGearの浸透で
GatewoodCapeやタープポンチョを使用するユーザーも増えました。稜線にでない山行では
アイデア次第でこのゲイターを使ってレインパンツ自体の運行をやめてしまえます。
シェルターをポンチョのように着る。使用する山域は限られますが実際使えるTIPSです。
ウエアもザックカバーの重量も相殺しちゃうことになるんで実際めちゃくちゃ軽くなる。意外に快適。
たまには生粋のウルトラライトスタイルを見直してトライしてみてはいかがでしょうか?
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上の2アイテムは行動時も履き続けられるジャージみたいなパンツと
ポンチョシェルターと相性の良い長めのゲイター。

どちらも結果的にはレインパンツを持っていかない!(OMMはパンツとして履きっぱなし)という選択なわけだけど
やはり山域によって使い分けるスタイルだと思います。

これから山シーズンが本番ですが自分のトライしたいスタイルを考えながらここらへんの最低ラインというものを想像して物選びをしてもらえたらと思います。
選ぶ楽しみは忘れずに。

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【OMM JAPAN 2023 KITAYATSUGATAKE】